よまいごと広場

その日の放課後 「大輔くん。ちょっと時間ある？」 「うん、いいけど……。」 「ちょっと来て。」 文は大輔を人気のない食堂の前の廊下に連れて行った。 大輔はなぜか期待していた。もしかして告白ではないかと。 廊下で文が話し始める。 「私の親がラ...

ある日の朝 大輔はいつも通り登校した。 どこにでもいる高校2年生である。 いつもどおり、自分の教室に行き、バッグを机の横にかける。 この教室にロッカーというものはなく、皆、机の横のフックにかけている。 朝礼前にスマホをいじっていた大輔に誰か...

その後も、何度か司会者にコメントを振られ、CMのあと、〇〇が！　っていうのが流れるシーンでもおばさ……その人は 大御所の人 日本のアニソンは凄い！ といってCMに行くというのが3回ぐらいあった。 　しかし、テレビを見てて、自分の知らない人が...

「それでは、伝説のアニソンをカムバック！」 　パリパリパリ……。 　俺の友達の原田がポテチを食いながら、テレビを何となく見ている。 　俺は、その横でテレビの音を聞きながらスマホをポチポチといじっている。 　今は、土曜の昼。最近、俺が引っ越し...

はー、疲れた。 　仕事から帰ったおれは、家に帰るとポストを開けた。 　すると、そこにはAmazonの小さい封筒っぽい入れ物が入っていた。 　たぶん、CDかDVDを注文したときの入れ物だろう。 　おれは、それをみてピンときた。 　そうだ、Am...

本当のことを教えると母に言われた男子中学生。 しかし、そこには意外な展開が待っていた。

「新しい世界に連れていかれそうだった。」 休み時間、綾音と百合菜が教室の窓際で喋っていた。 綾音は話を続ける。 「今まで会ったことないっていうか、柔らかいようで芯があるの。あと、急に私に迫ってくるときもあるし。やばくない？」 綾音は百合菜に...

窓の外を見ている 外には何があるのだろう？ 真っ暗な部屋から眺める ここは少し寒いから 一歩踏み出すと　足音が漏れる 僕が生きているということ　出口を探して 裸足でいい　靴なんていらない 嫌なことばかりで投げ出したいよ 見つけないで　終わら...

本が好きな僕が行きつけの書店で見たのは何と伝説の本と呼ばれる本だった！！！！！！！！！ そして、同じく伝説の本を知っている女性店員からこの本が置かれた理由を知る。

私は生まれた。 この世界に。 皆は私のことをまだ知らない。知っているのは私を作ったあなただけ。 あなたは私をずっと好きでいてくれる？ 私を支えてくれる？ 私は手足がないから、化粧ができない。 もし、あなたが私を上手く化粧してくれるなら、あな...